3月6日、今年度最後の3月「ふたば句会」を行いました。この日は、NHK教育テレビの取材がありましたので、緊張の中の句会でした。
テレビ撮影と取材の様子は、お伝えしておりましたが、句会の様子や結果については、「後ほど句会の結果をお知らせします・・・」と言っておいてすっかり遅くなりました。改めて紹介します。

いつものように、予選を行い、考えを発表する句会です。カメラを気にしつつ、どんどん手が挙がりました。




この2年間で、俳句作りだけでなく、友達の俳句のいいところ見つけも上手になりました。「見つける目」と「見つめる目」が大切です。明神っ子たちは、それがしっかりと育っています。
幼稚園さんも前に出てきて、指差しながら説明することができました。


次々と手が挙がり、句会が白熱していきます。友達の発表を聞いて「うんうん。」とうなずいたり、「へー。」と感心したり、「なるほど!」と驚いたり・・・。磨き合っています。

みんな、本当にたくさん発表しました。自分の考えや思いを伝える表現力も高まっています。
そして、とうとう決戦投票です。句会を通して、今日の1番だと思う句に1票を投じます。

すばらしい句ばかりです。1句を選ぶのは、大変です。
結果が出ました。最後に、全員に自分の句について前で説明をしてもらいます。



みんな、うれしそうに発表しています。自分の句について、詠んだ背景、思いやこだわりなど話します。さっきの句会でたくさんほめてもらったので、よりうれしそうです。

幼稚園さんも、照れながら自分の言葉で発表しました。みんな、すごいよ!



そして、今月の「キラリふたば賞」で、有終の美を飾ったのは、6年生でした。さすがです。これには納得の大拍手でした。
句会を通して、語り合うすてきな時間を明神っ子たち、先生たちと共有できて幸せでした。「言葉」の力は無限であり、すてきです。これからも、どんどんすてきな言葉に出合ってくださいね。
それでは、3月「ふたば句会」の結果です
※ 句会では、漢字にして振り仮名を付けています。俳号で紹介しています。
【キラリふたば賞(一位句)】
届けたい家族にこの声春風と(さくら・6年生)
【二位句】
どきっどきっどきっ始まった春の音(アイプリ・年長)
【三位句】
ないしょだよ秘密のダンス冬ひばり(まるちいず・5年生)
【がんばり賞】
ダンスでおきゃくさん笑顔春来たよ(アイカツ・年少)
ダンスわくわくせりふドキドキ春こりす(わんだふる・年中)
校長室の写真三十三人見つめる春(クジラ・1年生)
ぼくはオズ緑のマント春来たる(クジラ・1年生)
ステージでみんなの視線あびる春(どらごん・2年生)
ぶ台から見える母は春えがお(どらごん・2年生)
友だちと最後の合唱春空へ(かくれんぼ・3年生)
あら悲劇せりふぶっ飛び春寒し(かくれんぼ・3年生)
盲導犬もっとふえてほしい冬(たくたく・4年生)
こっそりとお父さん来てた春ぶ台(たくたく・4年生)
冬の朝犬とふるえるぼくの指(REO・4年生)
春風が声を届けるふるさとに(REO・4年生)
うす化しょう運動場に春の雪(まるちいず・5年生)
春の虹最高の十人晴れ舞台(さくら・6年生)