今週月曜日(30日)、9月最後の日に、9月の「ふたば句会」を行いました。
今回のお題は、みんなで頑張った「運動会練習」・「運動会」です。
小学生は2句ずつ、そして、幼稚園さんにも1句ずつ参加してもらい、計17句での句会です。力作ぞろいで予選から迷います。黒板に並んだ短冊を見て、読み上げるのを聞いて、まず3句ずつ選びました。
そして、自分が選んだ推し句について発表します。「ここが好きです。」「こういう表現がなるほどと思いました。」などなど・・・。句会のルールは、「自分の考えや思いを、自分の言葉で自由に!」です。
発表を聞き合って、「そういう感じ方もあるんだ。」「そんなとことに気付いてすごいな。」など、うなずいたり、感心したりしています。しばらく発表し合った後に、決戦投票です。一人、1句に投票します。
あまり悩まず、さっと大きいシールを貼っていました。自分の直感や好みを信じて貼っています。
そしていよいよ、結果発表、答え合わせです。順に自分の句について、前に出て発表します。無記名の句なので、誰の句か分かって、「やっぱり!」なのか、「へえ、〇〇さんやったん!」となります。
自分の作った俳句について、自信をもって説明できるようになりました。どんな情景や心情を詠んだのか、なぜこの季語を選んだのか・・・。自信をもって言えるようになっています。
発表を聞く方もしっかりと聞くことで、その時(今回は運動会のこと)の思いや感動を「共有」することができます。
投票で一位句(きらりふたば賞)、二位句、三位句を決めますが、どれも素晴らしい句です。みんなの腕が上がり、センスが研ぎ澄まされてきています。
それでは、9月の「ふたば句会」の結果です
※ 句会では、漢字にして振り仮名を付けています。俳号で紹介しています。
【キラリふたば賞(一位句)】
天高し気分も上がる万国旗 (たくたく・4年生)
【二位句】
なんでいつも3番なんやろ秋の雲 (キュアござんす・年中)
【三位句】
初嵐リレーのバトンはつながった (兄帰った・3年生)
【がんばり賞】
プリキュアにいっしょに変身秋の風 (キュアホワイト・年少)
玉入れで4個も入った秋の虹 (キュアラビット・年長)
赤とんぼいっしょに練習開会式 (ちきゅう・1年生)
かけっこは後ろを向かず秋びより (ちきゅう・1年生)
秋晴れやかわく時間なし体操服 (どらごん・2年生)
運動会「めがねをかけてる人」はお母さん (どらごん・2年生)
はっぴ舞えさけぶぼくらは秋の雷(らい) (兄帰った・3年生)
足上げてそろいのはっぴ揺れる秋 (たくたく・4年生)
走るぼく追いこしたのは秋の風 (REO・4年生)
いざ行かん優勝めざし秋びより (REO・4年生)
手も足もすばやく動かす秋ダンス (まるちいず・5年生)
作戦はしっかり手をふる秋リレー (まるちいず・5年生)
手を高く伸ばすダンスの炎天下 (かぼちゃおばけ・6年生)
天高しボール上がってナイスキャッチ(かぼちゃおばけ・6年生)
今日(4日)の朝、みんなの前で「キラリふたば賞」の表彰を行いました。これからもオンリーワンの俳句をどんどん作ってくださいね。
併せて、先週日曜日(9月29日)付のジュニアえひめ新聞「集まれ!俳句キッズ」ではなまるキッズに選ばれた6年生の表彰も行いました。副賞の図書券がうれしいですね。
おめでとうございます。みんな、よく頑張っています。