2020 明神小学校日記

最後の学級活動

2024年3月25日 11時19分

 修了式の後は、最後の学級活動です。

 何をしているかな・・・と教室をのぞいてみました。

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 1・2年教室です。二人仲良く並んで何かしています。

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 教室の掃除と片付けを頑張っていました。次に入ってくる1年生が気持ちよく過ごせるようにという兄心⁈です。おかげで教室はピカピカです。 続いて、3年教室です。「キャリアパスポート」を見ていました。

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 キャリアパスポートとは、「キャリア教育」の学習の積み重ねです。「キャリア教育」とは、自らの力で生き方を選択していくための能力や態度を見に付ける学習のことです。1年生からの記録が残っているので、自分の成長を感じながら、見返しては懐かしんでいました。

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 この後、3年生もロッカーの掃除をしていました。きれいになって気持ちがいいです。

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 4年教室では、掲示物をはがして整理していました。写真を見ながら1年間を思い出していました。掲示物はもって帰ってもらいますので、お家でも飾ったり、見て懐かしんだりしてね。

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 5年生教室では、入学してくる1年生のために、机と椅子の高さ調節をしていました。

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 そして、教室の整理と掃除も行っていました。学校中がピカピカです。

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 残っていたロッカーの名札ラベルはがしもしてくれました。

 明日からは、春休みです。しっかりと休養をとって、リフレッシュして、新学期に備えてほしいです。校長からの春休みの宿題は一つです。「命を大切にすること」です。簡単なようですが、一番大切なことです。ぜひ、安全に気を付けて、有意義な休みにしてください。

 この一年間、保護者の皆さま、地域の皆さま、本校の教育活動にご理解とご協力とご支援いただき、本当にありがとうございました。

「節目」の日 修了式

2024年3月25日 09時20分

 朝から霧雨の双葉が丘です。曇っていますが、温かさに春を感じます。

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 今日は、一年間の締めくくりとなる修了式です。

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 先週3名が卒業した明神小学校は、今日、6名の児童が修了式を迎えました。

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 国歌・町歌を斉唱した後、代表児童が「一年間を振り返って」を発表しました。

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 4年児童は、「4年生の思い出と5年生の目標」を発表しました。4年生での一番の思い出は、秋の遠足とスキー教室で、スキー教室では初めてリフトに乗ってこわかったけど、スリルが味わえて楽しかったこと、また、5年生になったら大三島自然の家にいくことが楽しみで、勉強の中でも新しく始める家庭科をがんばりたいと発表しました。

 たくさん練習して、とても上手に読みました。

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 5年児童は、「5年生でがんばったことと6年生でがんばりたいこと」を発表しました。5年生で一番がんばったことは、陸上練習で、ソフトボール投げと60m走の練習の成果が本番で出せて、自己新記録だったことと、また、6年生では、社会科の歴史と算数科の学習をがんばりたいと発表しました。さすが次の6年生!落ち着いて、立派な発表でした。

 二人との堂々とした発表で、1・2・3年生たちは、背筋が伸びる思いでしっかりと聞いていました。

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 続いて、一人ずつ「修了証書」を校長から受け取りました。

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 みんな、一年間、勉強に、運動に、遊びに、学校生活をよく頑張りました。

 さて、最後に校長のお話です。今日は、一年の締めくくりの日ということで、「節目」の話をしました。

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 竹の「節」を使って、「節目を大切に」という話をしました。以下、抜粋です。 

 今日は、学校の一年間の終わりの日「修了式」です。今、皆さんにお渡しした「修了証書」は、皆さんが、「この一年間、それぞれの学年の学習や運動、学校生活を無事、修了することができた」ということを証明するものです。修了、おめでとうございます。これで、4月から一つ上の学年に進級することができます。 

 さて、今日のような、ちょうど一年が終わった日のことを、難しい言葉で「節目」と言います。この竹の少し膨らんだところが「節」、この節のある場所を「節目」と言います。ここは他の部分より堅くて、のこぎりでもなかなか切ることができません。それくらい強くてしっかりしている大切な部分なのです。だから、区切りとなる大事なところのことを「節目」というのです。

修了式の今日、皆さんは、この「節目」にいます。なぜ、今、「節目」の話をしているかというと、この「節目」は、人生において大切だからです。「節目」の時に必ずしてほしいことは、「振り返る」ということです。皆さんのこの1年はどうでしたか。楽しいこと、うれしいこと、頑張ったこと、また、悲しいこと、辛いこともあったかもしれません。でも、その全ての経験が、今の皆さんを育ててくれたのです。その中でも、「できなかったこと」を大切にしてほしいです。なぜなら、次の目標になるからです。そして、また、新しい「節目」に向かって歩んでいきましょう。

 「節目」にたどり着いては、また、次の「節目」を目指す・・・それを繰り返して、竹がどんどん太くなっていくように、皆さんの体や心や頭も、太くしっかりとしてくるでしょう。1年の終わりの修了式に当たって、「節目を大切に」という話をしました。

旅立ちの日 今日は卒業式

2024年3月22日 12時05分

 今日は、3名の6年生が、明神小学校を巣立っていきました。

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 いよいよ入場です。拍手で出迎えます。今年度は、4年ぶりに多数のご来賓の皆さまと保護者の皆さまにご参列いただき、盛大な式になりました。

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 今年度の式は対面式ということで、卒業生と在校生、保護者の皆さんが向き合う形で行いました。その両横側から、教職員と来賓の皆さまが見守ります。

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 皆さまに見守られ、見送られた温かい卒業式となりました。また、3人の絆の深さを感じることのできる式となりました。式の最後は、皆さんの拍手の中の退場です。立派な式でした。おめでとうございます。

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 この後、卒業生は、教室で最後の授業です。式が終わり、ホッとしています。

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 先生の話を真剣に聞いています。この後、後輩たち(1~5年生と幼稚園さん)からのお祝いビデオを見ました。

 学校を出るときにも、在校生と教職員で送ります。

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 3人とも晴れやかないい顔です。

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 最後に「ありがとうございました。」とお礼を言って、お別れしました。

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 「さようなら。」「また遊びに来てね。」最後はみんな笑顔でお別れができてよかったです。

 卒業式にご参列いただいた皆様、離れていても卒業生3人に思いを馳せてくださった皆様、ありがとうございました。おかげさまで、いい卒業式となりました。

いよいよ明日は卒業式

2024年3月21日 17時53分

 いよいよ明日が明神小学校の卒業式です。

 6年生が一緒に登校するのは今日が最後です。(離任式の日も一緒かもしれませんが・・・)

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 今まで、班長さんや副班長さんとして、優しくみんなを学校まで連れて来てくれました。ありがとうございました。

 朝、6年生と在校生に分かれて最後の練習をしました。

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 そして、6年生にとっては、小学校最後の給食です。今日はお赤飯でした。

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 しみじみと、でも楽しくみんなで給食を食べていました。

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 「最後の〇〇」が続きます。一つ一つ、思い出を紡いでいきます。

 今日の午後は、卒業式準備のため、6年生はひと足先に帰ります。昼休みの1~5年生が見送ります。

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 熱烈な見送りですが、明日も6年生は来ます。

 その後は、「任せて!」とばかりに1~5年生が、明日の準備・掃除です。

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 みんなのおかげで、準備万端です。明日は、いい卒業式になりそうです。

【幼稚園】卒園式

2024年3月21日 11時46分

 粉雪と桜のつぼみという珍しい景色に見送られて、今日、年長さんが幼稚園を巣立っていきました。

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 卒園児さん、誰に言われたのでもないのに、自分から進んで来賓の皆さまを席にご案内しました。「今日は、ぼくが主役!」と朝からはりきっていましたので、心からのおもてなしでしょう。さすが!です。

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 入場前です。今日は、おめかしして、かっこよくきまっています。先生と最後に気合いを入れました。

 そして、式が始まりました。拍手に迎えられての入場です。

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 たくさんのご来賓の皆さま、保護者の皆さまに見守られながら式が温かい雰囲気の中、進みます。

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 最後のお祝いの言葉とお別れの言葉です。まず、在園児から言葉と歌を送ります。

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 続いて卒園児の言葉と歌です。

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 お互いが言葉と歌で、気持ちを伝え合うことができました。長いせりふもよく覚えて、歌も大きな声で歌って、4人とも、大変立派でした。

 いよいよ退場です。拍手に送られて皆さんの前を通って別れを惜しみながらの退場です。

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 保護者席では、一人ずつ握手をして、声を掛けてもらいました。「おめでとう。」「がんばったね。」

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 かっこよく退場しました。さすが、もうすぐ1年生です。

 この後は、たくさん写真を撮り、卒園を祝いました。

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 みんなに褒めてもらったこの笑顔!主役の今日を楽しんでいます。たくさんのご来賓の皆さま、そして、保護者の皆さま、今日はありがとうございました。おかげ様で、いい式になりました。

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 卒園、おめでとうございます。また、いつでも幼稚園にも遊びに来てね。待ってるよ。

 

朴庵(ほうあん)を訪ねて

2024年3月20日 10時20分

 18日(火)の2時間目、小学生と幼稚園児で、学校近くの国道沿いの朴庵(ほうあん)を訪ねました。卒

業・卒園前のミニ遠足のようです。いつも外から見ることはありますが、中に入るのは初めてです。

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 挨拶をして、説明をしていただきました。ここは、砥部町在住の詩人(故人)坂村真民さんの詩を展示している小さな博物館のような庵です。

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 砥部町の開花亭という料亭にあった庵をそのまま移築したそうです。「念ずれば花開く」をモチーフにしたステンドグラスが中から見るときれいです。

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 「通るたびに気になっとんたんよ。」「中はこうなってたんや。」と、興味深く見学しました。

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 子どもたちは、坂村真民さんは知らなかったですが、詩やフレーズは、「聞いたことがあるかも・・」でした。自由に、詩集や書や写真を見ました。

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 詩を英訳した本もありました。この庵は、お遍路さんのお接待場所にもなっているそうで、外国人の方の訪ねて来るそうです。土日を中心に開いている時は、自由に入って寛いでいいそうです。

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 寛いでいます。ちょっと遅れて、幼稚園さんもやってきました。

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 お座敷には、真民先生の書や詩をモチーフにした砥部焼の人形、詩を刻んだ石碑の写真がありました。石碑は日本だけだなく、世界中に約700碑あるそうです。

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 人形のポーズを真似てみました。

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 最後に質問にも答えていただきました。

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 またいつでも遊びに来てくださいと言ってください。地域にありますので、またご家族で訪れてみてはいかがでしょうか。最後に、朴庵の石碑の前で一緒に記念撮影です。上のガラス越しの砥部焼は、平和を祈る人形で、「ピースちゃん」と呼んでいるそうです。詩という「言葉」に触れたミニ遠足となりました。

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【幼稚園】明後日は卒園式&修了式

2024年3月19日 14時37分

 いよいよ明後日は、幼稚園の卒園式と修了式です。今日は、最後の練習をしました。今日の写真を撮っていませんでしたので、昨日の練習の様子です。

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 入場前です。笑顔ですが、ドキドキしています。

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 在園児も歌と言葉で、気持ちを送ります。

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 年長さん、長い言葉と一人での歌をよく頑張っています。

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 最後に握手をして退場します。

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 今日は、お昼に会場の飾り付けを行いました。小学校から、プリネラの鉢をみんなで運びました。

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 好きな色の鉢をもってポーズ! この後、ホールに運んでくれました。準備も万端です。さあ、明後日の卒園式と修了式、楽しみなようで、ちょっと寂しい気持ちです。

 門出の日です。晴れ姿をお楽しみに!

最後の理科は楽しい実験!

2024年3月19日 11時58分

 昨日(18日)は、3年生と5・6年生のそれぞれの理科の授業の最後の日でした。

 子どもたちもずっと楽しみにしていた実験をするそうです。まず、5時間目の3年生の授業をのぞいてみました。今日は、特別に4年生も参加します。理科室から、いい匂いがしてきます。何の実験でしょう・・・

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 どうやら、電気を使った実験のようです。

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 いつも以上に真剣に先生の説明を聞いています。どうやら、電気を通すと、金属(今回はステンレス)の板と板の間に熱が加わり、パン生地が膨らむという実験だそうです。

 仕組みを理解して、安全に十分、気を付けてさっそく実験開始です。

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 牛乳パックのサイズに加工したステンレス板を2枚入れます。

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 ステンレスの間に、パン生地を流し入れてもらいます。「え~、ぼくのちょっと少ない・・・」大丈夫!この後、パン生地が電気の力で〝変身〟します。お楽しみに。

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 自分たちでもパン生地を入れてみましたが、入り口が小さいので、なかなか難しいです。「あ~、こぼれた~、もったいないよ。」

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 電気のスイッチを入れてもらい、割りばしでかき混ぜ始めます。このかき混ぜが大切です。ムラにならないように、上手に混ぜると、美味しいパンケーキができます。

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 しばらくすると、パン生地からプツプツと気泡が出てきて、いい匂いがしてきました。どんどん膨らんできました。気泡が出なくなると完成です。ステンレス板を抜いてもらって、いよいよパンケーキのお目見えです。

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 牛乳パックを逆さまにしてトントンすると・・・

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 サイコロ型の四角いパンケーキが出てきました。ふわふわです。下から熱を加えるホットケーキより、ふわふわなのは、横から熱を当てることで、上へ膨らみやすいからだそうです。

 みんなで、「いただきます。」

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 自分で作ったから美味しいに決まってます。メープルシロップやチョコソースまで用意してくださいました。

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 「美味しいね。」「美味しいね。」笑顔が広がります。こんな楽しい実験だったら、毎日したいくらいです。自分たちが、学習した「電気」が、このように生活の中で活用されているということが分かった大事な実験でした。

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 今日だけじゃなく、いつも楽しい実験、観察、そして、授業をありがとうございました。みんな、理科が大好きです。

 続いて、6時間目です。いい匂いにつられて、5・6年生がやって来ました。同じ実験ですが、さすが高学年!熱の働きの仕組みをよく理解しています。

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 説明を聞いて、自分たちでどんどん進めていきます。みんな、実験なので真剣な顔です。

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 牛乳パックの中の変化を観察しながら、楽しみに待ちます。いい感じで膨らんできました。いよいよ取り出します。

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 みんな上手に膨らませました。美味しそうです。実験、大成功です。

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 出来栄えに満足しながら、食べました。よく膨らんだので、結構な大きさだったのですが、全員ペロリと完食しました。

 5・6年生にとっても、楽しみな理科の授業でした。この実験のために、たくさんの準備をしていただき、ありがとうございました。理科の楽しさと奥深さを教えていただきました。きっと、子どもたちの心の中に「科学の芽」が根付いたことでしょう。いつの日か、この芽が花開くことでしょう。楽しい理科の授業をありがとうございました。

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【3年生】アートカードで芸術に親しもう♪

2024年3月19日 09時46分

 春うららかな日、3年生の2人は、アートカードを使って、芸術に親しみました。

 アートカードには、古代エジプトの壁画、仏像、城、絵画、彫刻、現代アートと、たくさんの芸術品の写真が印刷されています。

 はじめに、その美しさを味わった後、いくつかの形容詞を決め、それぞれにぴったりだと思うアートカードを選びました。

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「僕は、これが好きだな。」

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「なぜ筋肉ムキムキなのに、おもちゃをもって、煙を吐いてるのかな?」

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「『ぽぽぽ』という言葉のイメージにぴったりなのは・・・」

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 そして、なぜそれを選んだのかを発表しました。

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 いつもいっしょにいるけれど、お互いの感じ方や好みが違うことに、改めて気付くことができました。

 作品の背景も学習しました。

 「最近の絵かと思ったら、遠い国の昔の人が、樹の皮に描いた絵だった!ここがなぜ、トゲトゲに描かれているのか、知りたいな。」

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 その後、4枚のカードを選んで、4コマ漫画作りにトライ!

「うーんと…そうだ、思いついたぞ!」

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「最後にこれを選んだか~!いいね!」

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 まるで美術館に行ってきたかのような、時間の旅をしてきたかのような、楽しい時間を過ごすことができました。

3月のふたば句会

2024年3月15日 13時16分

 先週木曜日(14日)5時間目に、第10回「ふたば句会」を行いました。今年度最後の句会です。

 3月に詠んだ俳句(4~7句)の中から、自分でベスト1の俳句を選びます。今回は、幼稚園さんも3人が参戦しました。今日は、幼稚園から年中さんが、見学に来てくれました。自分の作った俳句を見つけて、にっこり!

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 きちんと座って、みんなの様子を見ています。「小学校って、こんなかんじでお勉強するのか・・・」

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 まずは、前に貼り出された12句を「見て」、「聞いて」2句を選ぶ予選です。

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 今月も激戦でした。この1年でみんな、上達したので選ぶのが難しくなりました。黒板まで出てきて、「うーん」と悩んでいる子も・・・

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 予選の後は、自分の推し句について、話し合います。

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 自分の考えや思いを、自分の言葉で伝えることができるようになりました。特に、6年生の俳句の味わい方は、「この句のここが好きです。」「ここが上手だと思いました。」にとどまらず、どんな情景を詠んだ句か、詠者がどんな気持ちだったか・・・などを想像力を広げて説明することができます。お手本になる味わい方で、読み取り方や味わい方は、自由なんだということを教えてくれました。

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 1~5年生も、自分の言葉で、表現できるようになってきました。伝えるためには、身振り手振りも有効です。聞いている子も、うなずいたり、「へ~」とつぶやいたりと反応します。

 さあ、いよいよ決勝戦です。一人1票ずつ投票します。決勝の大きなシールも数で決まらない時は、予選のシールの数で決まります。

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 またもや、黒板の前での「う~んタイム」です。推しの考えを聞いて、心が揺らぎます。「あれもいいし、これもいいし・・・」「シールが3つくらいあったらいいのに・・・」などなど、その気持ち、よく分かります。

 激戦の末、今月の「キラリふたば賞」が決まりました。

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 熱い視線で、結果を見守ります。「選ばれますように・・・」

 いよいよ、種明かし(誰の詠んだ句か発表すること)です。せっかくなので、全員に自分の句の説明をしてもらいます。

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 詠んだ本人の話には、「なるほど」です。詠み手と読み手との答え合わせも楽しいものです。答えが違っていてもオッケイです。

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 自分の句について話すのは、うれしいようです。みんなにほめてもらった後だから余計に・・・

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 発表の後は、拍手を送り合います。最後に、「キラリふたば賞」(一位句)の3年生からの、説明です。「句またがり」という、技ありの句でした。

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 句会の後は、即興句づくりです。今日の即興句づくりのお題は、今年度最後の句会ということで、6年生が「下級生へ」、1~5年生が「6年生へ」です。お互いに俳句を送り合います。

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 5分ほどで作った句を最後に披露しました。時間をかけ、練って作る俳句もすばらしいですが、即興の偶然できるリズムや言葉選びの面白さもあります。

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 最後に、今日のふたば句会が最後になる6年生の傑作句を紹介しました。はなまるキッズや俳句コンクールに惜しくも選ばれてない句の中にも、たくさんいい句がありますので、その中から紹介します。

【6年生ベスト句(校長選)】 

6年 ポルトラン 「がんばれよ飛び立つ準備つばめの子」

(ねこなどの動物や家族の俳句をたくさん作りました。気持ちを上手に言葉織り込むことができます。)

6年 V.I.P 「梅雨寒し半袖短パン一年生」

(言葉選びが上手です。「秋思」や「さえずり」など、その句に合う言葉を探して、ピタッとはめ込むセンスが光りました。)

6年 りんご 「走り出し秋風貫くゴールまで」

(色彩豊かな句をたくさん作りました。「風」「空」を上手に俳句に取り入れ、情景や季節の移ろいを美しく描きました。)

 「才能あり」の6年生、卒業しても言葉を大切に、時々は思い出して、俳句に親しんでみてくださいね。

 最後の最後になりました。3月の「ふたば句会」の結果を紹介します。  

 ※ 句会では、誰の俳句か分からないようにするために、全て漢字にして振り仮名を振っています。

 ※ 自分の「俳号」を決めている児童は俳号も入れました。

【キラリふたば賞(一位句)】

 卒業す友送るぼく歌声で (3年生 俳号・・・夢 α 幻)  

【二位句】

 春の音近づくワルツ「レファララソ」 (3年生 俳号・・たくたく)

【三位句】

 旅立ちのかがやくひとみ春深し (1年生 俳号・・ブラック)

【がんばり賞】

 料理してお母さんになった春の虹 (年少さん)

 先生といっぱい遊んだ山の春 (年中さん)

 虹の歌みんなの心にとどけるよ (年長さん)

 漢検はよゆうで合格春日和 (2年生 俳号・・ともももも)

 桜舞う双葉が丘の二百本 (4年生 俳号・・まるちいず)

 春来たる楽しい一年ありがとう (5年生 俳号・・さくら)

 期待した大雪なのに積もらない (6年生 俳号・・ポルトラン)

 風光る最後の景色終わりの鐘 (6年生 俳号・・V.I.P.)

 別れぎわ笑顔で送って在校生 (6年生 俳号・・りんご)