環境について学びました
2023年6月15日 10時40分昨日、面河山岳博物館の学芸員の方を講師にお迎えして、「久万高原町の山の生き物」という環境の学習を行いました。
最初に愛媛県にいる哺乳類について写真を見ながら、説明を聞きました。
幼稚園の3人もいろいろな動物の写真に興味津々です。見たことのある動物もたくさん出てきました。
愛媛県に哺乳類は43種いるそうで、そのほとんどが久万高原町にも生息しているそうです。また、15種の外来種もいるということです。
久万高原町にいる哺乳類の中で、代表的な生き物について、クイズを交えながら、楽しく、そして、詳しく教えていただきました。
まず、タヌキです。姿の似ているアナグマやハクビシンやアライグマとの違いは、目と足先が黒く、しっぽが小さくて丸っぽいところだそうです。
剥製を近くで見せてもらいました。この剥製のタヌキは丸々としていて毛がふさふさですが、これは冬のタヌキの姿で、夏はもう少し毛が少なく、痩せているそうです。
近くでしっかり観察しました。このタヌキはかわいいです。
続いて、イノシシです。大人のイノシシは見たことあっても、子どものイノシシはあまり見たことない子どもたち。春から初夏にかけてが出産シーズンで、今が親子イノシシが見られるチャンスだそうです。かわいい子どもイノシシの近くには、親イノシシが必ずいるから、要注意とのことです。
イノシシの子どもは、ウリボウ(ウリ坊)と言います。久万高原町のキャラクター、森の妖精「ゆりぼう」と似ていますね。「かわいい。」「子どもはこんなに小っちゃいんだね。」「ほんと、瓜の模様だ。」と口々につぶやきながら見ています。
二ホンジカやヤマネ、カモシカ、ツキノワグマ、モモンガ、ムササビなどの生き物についても話を聞きました。しっかり聞いて、大切なことはメモにとっています。
3~6年生は、総合的な学習の時間の環境学習として、1・2年生は、生活科の学習としてそれぞれの課題について真剣に学習しています。
続いて、生き物たちの住みかとして、なくてはならない「久万高原町の自然」についてのお話です。
2階から外の景色を見てみます。明神小学校の周りには、田んぼや畑、その奥には、森林が広がっています。久万高原町の土地の80%が森林で、さらに森林の80%がスギ、ヒノキの植林帯だそうです。
「あの奥に見える濃い緑の森林はすべてスギとヒノキだよ。」と教えてもらいました。
森林にいる昆虫の話には、さらに興味津々でした。
標本も見せてもらいました。クワガタムシにこんなにたくさんの種類があるなんて初めて知りました。クワガタムシの珍しい種類が久万高原町にいるそうです。
質問をしたり、クイズに答えたりとたのしみながら、久万高原町の生き物や自然について学ぶことができました。
2時間たっぷりと環境について学習しました。久万高原町の生き物や自然のすばらしさを学び、久万高原町を誇りに思い、ますます好きになったようです。
さらにこの環境学習を通して、人間と生き物たちの共存について、自然を守ることや環境問題についてなど、考えるきっかけになるといいですね。たくさんのことを知り、考え、学ぶことができました。