2月のふたば句会
2024年2月29日 16時50分今週金曜日の5時間目に、第9回「ふたば句会」を行いました。
今回は、学習発表会など、2月に詠んだ俳句や「俳句ポスト」に投句されていた俳句の中から、自分の一番句選びました。
そして、今日は年長さんも体験入学ならぬ、体験句会です。
小学生と同じように机と椅子に座り、ちょっとドキドキです。
2月の句会は、小学生9名と幼稚園さん4名の計13名分、13句で行います。
まずは、自分がいいな、すてきだな、すごいなと思う句について考えを発表します。ここでは、互いに学び合うことができます。
そして、1回戦の投票をします。自分の好きな俳句を選び、一人2個ずつ小さいシールを貼ります。
年長さんも、よく考えて貼っていました。漢字にひらがなを振っているので、がんばって読んでいました。
みんな真剣に悩んで投票しました。貼る直前に、心変わりする子も・・・。直感で選ぶのも有りです。
その後、さらにみんなで自分の推し句をほめ合い、勧め合いました。
みんな、よく手が挙がるようになり、自由に発表しています。どこが好きか、すてきかに正解はありません。
6年生の着眼点はさすがです。みんなのお手本になっています。
年長さんも、頑張って手を挙げて発表しました。「ブランコのところが好きです。」ちゃんと味わうことができています。
みんなの考えを聞き合った後は、決戦投票です。今日の句会を通して、自分が1番だと思う俳句に大きいシールを1枚貼ります。この大きいシールの数で順位を決めます。大きいシールが同数の時は、小さいシールの数で決めます。
ここは割とみんなの決心は早く、さっと貼っていました。
そして、ここからは答え合わせです。順に誰が詠んだ俳句か、その俳句をつくった時のことや思いを発表してもらいました。
今日はせっかくなので、全員、前に出てきてもらった発表してもらいました。
前に出てきて、自分の思いや考えを言うのは、少し緊張するようですが、みんな自分の言葉でしっかり伝えることができました。発表した後は、拍手を送り合いました。
句会の最後は、「取り合わせ」による俳句づくりを行いました。お題は、「一年間の思い出」ということで、この1年間を振り返り、頑張ったこと、楽しかったこと、うれしかったことなどを「つぶやき」という俳句のタネにしてつくります。みんな、それぞれが1年間を振り返り、言葉を紡いでいました。
それでは、2月の「ふたば句会」の結果を紹介します。
※ 句会では、誰の俳句か分からないようにするために、全て漢字にして振り仮名を振っています。
※ 自分の「俳号」を決めている児童は俳号も入れました。
【キラリふたば賞(一位句)】
桜舞う絶景待ってるひと月半 (5年生 俳号・・・雪だるま)
【二位句】
手をつなぎ四人兄弟あるく春 (2年生 俳号・・桜の道)
【三位句】
オカリナの動かぬ指よ冬終わる (3年生 俳号・・夢 α 幻)
【がんばり賞】
ねずみさんおもちをぺったん春の昼 (満3歳さん)
たべられちゃうおむすびにげた春の空 (年小さん)
おっきいこえ「おむすびどうぞ」春の朝 (年中さん)
春の日にドーンドーンと大だいこ (年長さん)
舞台から家族の笑顔春うらら (1年生 俳号・・ひがんばな)
ブランコで一、二の三で春空へ (3年生 俳号・・たくたく)
春の会グッドタイミングママが来た (4年生 俳号・・まるちいず)
年二回咲き始める桜の木 (6年生 俳号・・ポルトラン)
朝起きて呼ぶさえずりの庭木から (6年生 俳号・・V.I.P.)
運動場朝とは一変草青む (6年生 俳号・・りんご)
後日、全校児童の前で改めて、賞状を渡します。