【5・6年生】教育実習の先生の複式授業
2023年10月25日 11時31分1時間目に、教育実習の先生による国語科の複式授業がありました。
複式授業ですので、5年生と6年生は、前後別々の黒板の方を向いて学習します。
今日の学習は、5年生が「漢字の読みと使い方」です。漢字にはいろいろな読み方があることを知り、使い方を考えて言葉作り、文作りをします。
6年生は、「言葉の変化」で、言葉が時代とともに意味や使われ方が変化していることを学習します。
教師が5年生との学習をしているとき(直接指導)は、6年生は、自分でできる学習(間接指導)を行います。直接指導のときに学習したことを元にした調べ学習やクイズ作りなどです。
6年生に直接指導をしながらも、間接指導の5年生の様子はしっかりと見ています。教師は、学年間を直接指導と間接指導で「わたり」ながら、同時に2学年分の指導にあたります。
直接指導のときは、しっかりと一人一人と向き合い、丁寧に指導に当たります。
複式授業では、ICT機器が有効活用できます。今日は、ロイロノートを使うことで、間接指導の学習をそれぞれのペース、方法で進めることができました。
複式授業を行うにあたっては、時間をかけた事前の計画や準備が不可欠です。どのタイミングで学年間をわたるのか、間接指導のときの個人差にどう対応するか・・・。
教育実習の先生は、事前の準備や練習をよく頑張って行っていましたが、今日は2学年の進み具合が途中でずれてしまいました。それでも、臨機応変に授業の内容を少し組み替えて対応していました。
子どもたちにとっても、先生にとっても、一見大変そうに思える複式授業ですが、実はプラスなことも多いのです。2学年が同じ教室で学ぶことで、子ども同士の学び合いが深まり、人間関係も深まります。下の学年は、来年どんな勉強をするのか知ることができ、興味が広がります。上の学年は、復習をしつつ習ったことを多面的に振り返ることができます。
明神小学校のよさを生かした学習を目指して、教育実習の先生に負けないように、私たち現役の教職員も日々研究をしているところです。