自然界の厳しさ
2023年9月22日 15時04分理科室前の廊下から、子どもたちの声が・・・
行ってみると、窓ガラスの外側で昆虫たちの戦いが、繰り広げられていました。それを、理科の授業中の5・6年生が、食い入るように見ていました。窓ガラス一面の張っていたクモの巣に大きなトンボがかかっていたのです。
クモは、自分より大きなトンボを糸で巻き付け始めました。一度クモの巣にかかってしまったら、どんなに暴れても、もう逃げることはできません。
そうしているうちに、窓ガラスの端っこで、ずっと見ていたカマキリが、突然現れ、獲物のトンボを取ってしまいました。追い払われたクモは、少し離れたクモの巣から、カマキリがトンボを食べている様子をじっと見つめています。
5・6年生は、文字通り、「弱肉強食」という自然界の厳しさを目の当たりにしました。休み時間には、他の学年にも声を掛けて、みんなで一緒に観察していました。5・6年生は、理科室から椅子を持ってきて、座りこんでじっくり観察し始めました。
みんなで珍しい昆虫の生態を見ることができました。自然の中にも学びの場がたくさんあり、明神小学校はその機会が豊富にあります。
午後になり、先ほどのぞいてみると、お腹いっぱいになったカマキリが、クモの巣に足を取られて抜け出せなくなっていて、それをクモが見つめていました。自然界にもドラマがあります。