2020 明神小学校日記

複式授業が始まりました

2023年4月26日 13時02分

 今年度は、1・2年生と5・6年生が、複式学級です。教科によっては、授業も複式で行っています。

 今日は、5・6年生の国語科の複式授業の様子を紹介します。まず、5年生が先生と「なまえつけてよ」の学習をしています。

 その間、6年生は、「帰り道」の自力学習を行っています。文章を読み取り、タブレットを使って問題を解いています。それぞれの学年は、背中合わせに座っていて、教室の前後にそれぞれの黒板があります。

 

 複式授業は、一人の教師が2つの学年の授業を同時進行で行い、直接指導(児童との話合い等で授業を進める)と間接指導(児童の自力学習を見守る)を行き来する「わたり」を行う授業です。

 続いて、6年生が先生と「帰り道」の学習を始めました。さっき自力学習したところの答え合わせをしたり、読み取ったことを話し合ったりします。

 

 そして、その間、今度は5年生が自力学習を行います。さっき教師と学習したところの問題を解きながら、復習をしています。授業の声は聞こえていても、目の前の問題に集中して取り組むことができています。

 教師は、直接指導しながら、もう一つの学年の様子にも目を配ります。45分間の授業で、5、6回学年間を「わたり」、授業を行っています。

 「複式授業」というと、マイナスなイメージをもたれるかもしません。でも、実はプラスなことの方が多いのです。集中力はもちろんですが、主体性や自力解決の力、表現力などがより磨かれます。そして、他学年と関わることで、多様な考えに触れたり、互いを思いやったりという効果もあります。下学年は、「来年、あんなことを勉強するんだ。」と楽しみにしたり、上学年は、「去年、勉強したことだけど、そんな考え方(解き方)があるんだ。」と学び直したりすることができます。何より、学年の壁を越え、縦の交流が活発になり、互いの人間関係も深まります。