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1月の「ふたば句会」

2024年2月2日 17時34分

 先週月曜日、1月29日の5校時に、第8回目の「ふたば句会」を行いました。今回は、冬休みの宿題の俳句やスキー教室・そり遊びで詠んだ俳句、そして1月の「俳句ポスト」に投句されていた俳句の中から、それぞれが一番好きな俳句、自信のある俳句を一句ずつ選びました。

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 このように黒板に無記名の13句をアトランダムに貼ります。今回は、幼稚園さん4名も俳句のみですが参戦です。まず、見て、聞いて、読んで、1回目の投票をしました。

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 みんな悩みながら2つずつシールを貼ります。短冊の前に来ても「うーん。どうしようかな。」と再び悩み始めるほど真剣です。今回は、1回目の投票でほとんど差がつかなかったので、全部の句を決勝に上げ、句会をすることにしました。それほどいい句揃いでした。

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 自分の推し句について、選んだ理由、好きなところ、おすすめポイントなどを発表します。「なるほど。」「へ~。」「うんうん。」と反応しながら聞き合います。

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 みんな積極的に手を挙げて、自分の言葉で言えるようになってきました。

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 同じ句でも、感じ方、味わい方が違います。その「違い」を感じるのも句会の楽しさです。高学年の鋭い感性、捉え方に、低・中学年も「なるほど!」です。発表の時の言葉の選び方も磨いています。

 そして、とうとう決戦投票です。決勝は、一人1票です。大きいシールを1つだけ貼ります。

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 投票には先生方も参加してもらいます。決勝のシールが多い順に一位句、二位句、三位句と決めていきますが、同票の場合は、予選の小さいシールの多い順、それでも同票の場合は、推し句での発表してもらった数で決めるようにしています。今回も激戦でした。僅差で順位が決まりました。

 最後に、誰が作った句か発表しながら、一人ずつ、どんな様子を詠んだのか、どんな気持ちで作ったか、自分のおススメポイントはどこか・・・などなどを発表します。これが答え合わせをしているようで楽しい時間です。「あ~、そういうことか。」「予想と同じやった。」

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 自分の言葉で説明します。

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 自分のことを話すとき、どの子もうれしそうです。

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 いい笑顔で自分の句について語ります。共感してもらえるとうれしいものです。

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 発表した後は、拍手を送ります。お互いの俳句を認め合うって大切です。

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 句会のいいところの一つに、こういう共感する時間をもつことがあります。互いに認め合い、磨き合います。月に一度のこの時間が、私も(きっと、子どもたちも)楽しみです。

 残った時間で、いつものように即興での俳句づくりです。今日のお題は、今、みんなで頑張っている「学習発表会の練習」です。冬の季語が使えるのも、2月3日の節分まで。4日からは、暦の上ではもう春です。

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 12文字(五+七、または、七+五)のつぶやきを考え、気持ちに合う季語を選びます。

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 それでは、1月の「ふたば句会」の結果を紹介します。今回は、幼稚園さんが頑張りました。  

 ※ 句会では、誰の俳句か分からないようにするために、全て漢字にして振り仮名を振っています。

 ※ 自分の「俳号」を決めている児童は俳号も入れました。

【キラリふたば賞(一位句)】

 四人乗りのそりすべりゴールは三人 (年少さん)  

【二位句】

 初夢になかよしの友初登場 (3年生 俳号・・たくたく)

【三位句】

 冬の体育館とられんかったよしっぽとり (年中さん)

【がんばり賞】

 雪の日にエプロンつけてママになる (満3歳さん)

 そり遊び五回すべって肉うどん (年長さん)

 園庭の砂の富士山に初雪 (1年生 俳号・・ドラゴン)

 雪の山こけた先には光る空 (2年生 俳号・・友人)

 福笑い顔からはみ出す目と鼻と (3年生 俳号・・無限の道)

 かくれんぼ見つかる玄関にしめ飾り (4年生 俳号・・まるちいず)

 福笑い家族みんなで大笑い (5年生 俳号・・雪だるま)

 雪景色ターン上達した今年 (6年生 俳号・・ポルトラン)

 初詣さい銭投げて幸願う (6年生 俳号・・V.I.P.)

 初夢や不思議な夢で飛び起きる (6年生 俳号・・うれしさいっぱい)