12月の「ふたば句会」
2024年12月25日 16時00分後で紹介しますと言っていたのに、すっかり遅くなりました。
12月の「ふたば句会」の様子をお伝えします。12月13日(金)の3校時に、愛媛新聞さんの取材を受けながらの句会で、いつもより緊張感がありました。
今回は、前回の11月の句会からあまり期間がなかったのですが、2週間の間に詠んだ句の中から、一人2句ずつ選んで参戦しました。今回は、幼稚園さんもがんばって2句です。10名20句で句会を行います。
まずは、予選です。選ぶポイントは、3つの「す」です。「好き!」「すごい!」「すてき!」です。直感もオッケイです。もちろん、句会のルールとして、自分の句は選べませんが、自分の句が一番!!と思うことも大切です。友達の句のいいところを探すことができると、俳句づくりが上達します。
一人3つずつシールを貼ったら、自分の選んだ句について、発表します。選んだポイントや、好きなところについてです。
しっかりと自分の思いや考えを伝え合いました。
そして、いよいよ決戦投票です。一人1票を投じます。
途中から見学に来てくれた幼稚園さんも決戦投票に参加してくれました。
子どもたちと先生方、全員の投票が終わったら、結果発表です。決勝の大きい磁石(シールから名前付きの磁石に変えました。)の多い順、同数なら、予選の小さい磁石の数で1位句から3位句までを決めます。
そして最後に、種明かしの時間です。順に誰の句か発表しながら、その句を詠んだ時の様子や気持ちなどを発表します。
さすが!小学生。自分の言葉、自分の表現で自分の句について説明しました。
今回、初めて幼稚園さんも自分の句についてお話ししました。ちゃんと説明ができていてすばらしいです。
3人とも、ちょっと恥ずかしそうでしたが、小学生たちや先生方に聞いてもらってうれしそうです。
最後に、今日の一位句(キラリふたば賞)に句の説明です。1年ぶりの一位句ということでうれしかったようです。おめでとうございます。
句会が、自由に自分の思いを話せる場になっています。これからも、美しい言葉、すてきな表現方法に触れてほしいです。
今日の句会の様子は、愛媛新聞の日曜版「ジュニアえひめ新聞」1月5日号に掲載されますので、お楽しみに・・・
それでは、12月の「ふたば句会」の結果です
※ 句会では、漢字にして振り仮名を付けています。俳号で紹介しています。
【キラリふたば賞(一位句)】
座れば無風立って感じる冬の風(REO・4年生)
【二位句】
ホームラン打ち方分からず冬時雨(まるちいず・5年生)
【三位句】
秋と冬が半分の日なかよしはうれし(キュアござんす・年中)
【がんばり賞】
タッチされておにになった冬楽し(キュアホワイト・年少)
へびがペロッてするかもこわいよの冬(キュアホワイト・年少)
冬ののら猫逃げちゃったもう来ない(キュアござんす・年中)
いちの心臓ドックンドックンうさぎはドクドクドク(キュアラビット・年長)
※「いちの心臓」では、誰の句か分かってしまうので、句会では「わたしの心臓」としました。
こわい白へび右手でつんつん冬の昼(キュアラビット・年長)
グミみたいな点字ブロック歩く冬(ちきゅう・1年生)
タッチしてダッシュまで0.1秒の冬(ちきゅう・1年生)
車いすバスケ車輪冷たし白熱戦(どらごん・2年生)
もがり笛グローブつけず野球する(どらごん・2年生)
冬風や坂道重し車いす(おしぐるま・3年生)
冬晴れや「ふくし」はみんなのためにある(おしぐるま・3年生)
おにごっこ最後の一人に冬の虹(たくたく・4年生)
後ろ向きブレーキは大変冬晴間(たくたく・4年生)
石けって転びかけた冬坂道(REO・4年生)
焼きいものごほうびうれし帰り道(まるちいず・5年生)
かっ飛ばせ遠くに飛んでけ冬の球(雪だるま・6年生)
冬空へすばやいボールかっ飛ばす(雪だるま・6年生)