第3学期 始業式
2024年1月9日 11時18分冬晴れの爽やかな朝です。2週間ぶりに明神小学校・明神幼稚園に元気な声が戻ってきました。みんな元気そうでひと安心です。友達や先生との久しぶりの再会でうれしそうな笑顔がいっぱいです。
1時間目に、第3学期の始業式を行いました。
小学生と園児の13名全員そろっての始業式です。
まず、式に先立ちまして、今回の地震と地震に関連した航空機事故により亡くなられた方への哀悼の気持ちを込めて黙とうを行いました。幼稚園さんにも分かりやすく説明をしてから行いました。
そして、国歌と町歌を歌って式が始まりました。
続いて、校長の話です。今日は、辰年の「辰(竜・龍)」にちなんだ話と能登半島地震から学ぶことについての話をしました。
「辰」には、「ふるえる」「ととのう」「力強く進む」という意味があり、「辰年」は「成長」「発展」をもたらす年になると言われているということを、神獣の「竜(龍)」の絵を見せながら話しました。そして、新たな年を目標をもって迎えてほしい、がんばりぬいてほしいと話しました。ゴールすることだけでなく、ゴールを目指してがんばる過程でこそ「成長」するのだということを、子どもたちは、真剣に聞いてくれました。
もう一つ、竜(龍)は、水や風の流れを操り、地球を守り、自然をつかさどる神様とされていますが、「辰年」の始まった日、元日に起こった能登半島地震についても話しました。
悲しい災害ですが、私たちができることは、何でしょう、と問い掛けました。応援すること、支援することだけでなく、この災害を教訓として「学ぶこと」ではないでしょうかと話しました。ニュースを見て、心を痛めている子どもたち。自然は、時には優しく、時には厳しく牙をむきます。震災で亡くなった方、被災された方の命や悲しい体験を無駄にしないためにも、今回の震災をきっかけに、考えたり、話し合ったりできるといいなと思います。
最後に、「絆」について話しました。2学期の終業式で、「たくさんお手伝いをして、家族と年末年始を楽しんで絆を深めてください」と話しましたが、3学期は、明神小学校・幼稚園の絆も深めてほしいと話しました。卒業していく6年生から、いろいろ教えてもらったり、みんなで遊んだり、勉強したりして「絆」を深め、「思い出」もたくさん作ってほしいです。
最後に、幼稚園さんに竜(龍)のポーズで「3学期もがんばるぞ!」を表現してもらいました。
子どもたちや皆さまにとって、よい「昇竜」の年になりますように・・・